■リコピンとは
リコピンは、トマト、スイカ、柿などに含まれる赤い色素成分で、体の中でビタミンAに変わるベータカロチンと同様なカロテノイドの仲間です。特に、トマトに多く含まれています。
今までの研究の結果、リコピンには抗酸化作用があり、活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。この作用は、ベータカロチンの2倍、ビタミンEの100倍もあり、老化や動脈硬化などの生活習慣病を予防をします。
また、肌に含まれるリコピンが、紫外線を浴びることによって起こるダメージを保護する働きもあり、皮膚ガンの予防やメラニンの生成を抑えることによる美肌効果もあるとされています。
リコピンは、油に溶け易い性質があり、油を使った調理方法によって、吸収がよくなります。イタリア料理には、トマトとオリーブオイルを使った料理が沢山ありますが、おいしいのみならずリコピンを効率よく吸収しているために、ガンや生活習慣病の予防にも優れているといえます。
トマトについて
トマトは大きく分けてピンク系と赤系トマトがあります。私達がスーパーなどで買う「ファーストトマト」や「桃太郎」はピンク系トマトで、トマトジュースやケチャップなどに加工されているのが赤系トマトです。完熟期の赤系トマトには、生食用のピンク系トマトの2倍のリコピンを含むほかビタミンCや食物繊維などの栄養成分が詰まっているといわれています。
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